梅雨はまだ明けない。
 長雨のせいで湿気をたっぷり含んだ空気は、この山間の里で深い霧になる。
 毎朝霧の世界で目覚め、山の端を霧が昇っていくにしても、鈍寄りとした雲が蓋をするかの如く覆う日々。
 「晴れ間が見たい。」「晴天になって欲しい。」と強く思う。
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 コロナ禍の感染拡大・第二波の動きが加速している。
 茨城でも昨日は15人の感染者が確認されて、今までの2・3人レベルをサッと超えてしまっている。
 「県北の我が家はまだ大丈夫」とどこかで思っていたが、水戸で市中感染となると気を付けなくてはいけないかもしれない。

 この夏はしばらく名古屋の実家に帰省していないので、一人で車を運転して(途中で観光なんかもして)帰ろうと計画していた。
 子供は夏休みのお楽しみ『東日本鉄道旅(3泊4日)』に主人と二人で出掛ける為、空いた私は帰省!と思ったのだ。

 しかしコロナ第二波の連日の動きを見ていると、「不要不急の外出は辞めた方がイイしな・・・?」という気持ちになり、「水戸ナンバーの車が、名古屋の実家に止まってたら嫌がられるかな?」「長野の人は他県ナンバーを見るのを、ツイッター上で嫌がってたな・・・」と、自分は良くても相手は嫌だろうという部分も考えた方が良いと思ったりで、結局行かないことにした。

 実父に電話をして帰省を諦めたことを告げたが、「それが妥当だよな」という話になったし、「向こう一年間くらいは、この問題は落ち着かないから、それまで元気でいろよ」と言われた。
 名古屋でも実家のある辺りはそれほど感染者は出ていないらしいが、茨城の田舎で私や家族が問題視されても困るので、帰省してきたことは言えなかったろうからいいんじゃないか、とも。

 コロナ禍は遠く離れた家族を分断する。
 悔しいが、会いには行けないのだ。
 コロナに臆してはいないつもりだが、自分勝手はみんなの為にならないし、自分もきっと困ることになる。我慢だ!とね。

 ちなみに息子たちの旅は行くらしい。鉄道といっても田舎のローカル線目当てで、三密には当たらないという判断。手洗いうがいマスクを忘れず、気を付けて行って来て欲しい。
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アメリカシャクナゲ(自宅で6月頃)