シルバーウイークの連休は、名古屋に帰省した。
 しかも息子の学校は振り替え休日がプラスされ、その分を電車旅にあてさせられ、電車、電車の日々だった。さすがに乗り疲れて腰痛・肩こりな私(アラフィフにはきつい日程でした)。

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 こんかいの移動には当然のように新幹線が含まれているけれど、是非利用したいと思っていたのがチケットレス乗車のサービス。JR東日本でもこの春から始まっていたので、前々からやっていたJR東海のスマートEXと合わせて検討した。

 チケットレス乗車とは、suicaをはじめとする交通系ICカードで改札をくぐるだけで、新幹線が利用できるというものだ。
 ただ新幹線となるとsuicaの上限金額を超えてくる場合もありそうで、「そんな大金をチャージするのは嫌だなあ」などと心配していたのだが、新幹線代は予約時に登録しておくクレジットカード(Viewでなくてもいいらしい)から引き落とされることを学んだ(そりゃそうだなと・・・)。

 登録済みのsuicaを改札でタッチさせたときに、そのデータ(予約・購入)が確認されて、入場が許可されるということなのだ。
 JR東日本の場合は入場前に機械で指定席券を発券させるが、JR東海の方は改札の機械そのものから券が出てくる。
 いずれにしてもスマホのアプリやパソコンから予約する方式で、チケットレスなのはみどりの窓口の遠い我が家にとってはありがたいシステムだ。

 その辺のことはわかっていたのだが、実際やってみないと分からない!ということで、今回はじめて実践に移した。

 ただ我が家は水郡線沿線なので、実はsuicaが使えない
 水戸線がsuicaが使えるのに、何故水郡線に適用してくれないのか!と思っている(頼む導入してくれ!)。

 だから今回もスタートを最寄りの駅には出来ないので、水戸駅で一旦降りて再入場時にsuicaだなと思っていた。ところが主人が、「宇都宮まで送ってあげるよ!」と言ってくれたのだ。遊び感覚な息子を乗せて、別行動で日光を旅するのだという。お陰で私は2つの新幹線の体験が出来た、というわけ。

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 宇都宮でちょっとドキドキの改札を抜けると、携帯に「えきねっと」からメールが入り、「改札を通過しましたよね」と確認が。自由席の私には、このメールでクレジット決済の確定通告ということらしい。

 東京までの乗車はいつもと変わらず。ただ東京駅で東海道新幹線に乗り換える場合の改札口で、「IC乗車の方は別の乗車口でお願いします」の表示に会い、遠回りコースしかないことを知った。2社の垣根というべきか、まだスムースにはいかないらしい。
 恐らくチケットレスの新幹線切符は、通常の切符とは違い、特急券と乗車券のセット商品(ぷらっとこだま みたいな感じ)なので、東日本と東海の間を跨げないのだろうとおもう。

 私もJR東日本は「えきねっと」、JR東海は「スマートEX」、の二つからそれぞれ新幹線を予約している。「えきねっと」から全区間を通常通りチケット発行で採ることは可能だったが、suicaで乗りたかったので今回はしなかった。

 東京駅で時間があったので、グランスタ東京でゆっくり見学。
 魅力的なお店がいっぱいあって、また今度も時間を取ってゆっくり見て回りたいと思った。
 美味しいクロワッサンのカフェ(店員さんが親切で好印象でした)や、福井のサバ寿司屋さんで購入する時は、suicaを使い、JREポイントも貯まって嬉しかった。

 東海道新幹線は改札で指定席の番号券が出てくるのだが、メールの確認は来なかったが・・・。

 乗り方に気を取られていたが、気が付くと東海道新幹線の指定席には乗客がいない。というか少なすぎるのだ。
 休日の一番混む時間帯にこの人数・・・。コロナの影響は深刻だなと思った。

 その後実家までの地下鉄も市バスも、途中で寄ったコーヒーショップもsuica利用。

 私は茨城の自宅から、名古屋の実家に至るまで現金を一銭も払わずに過ごしたのだった(驚)。


 帰路も同様で、suicaをタッチすることを繰り返して、お土産も買って、東京からは通常通り常磐線で水戸まで来るというコースで帰宅。お札を触ることなく過ごしたことに気付いた帰省だった。

 suica恐るべし。


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写真:あぶくま洞(福島県田村市)
名古屋帰りで次の日は福島

追伸:
 suicaは便利なので使いたい!というので、子供suicaを息子に持たせました。
 しかし、水郡線はsuicaが使えず、福島も磐越東線は使えないのでガッカリ。電車旅は楽しかったけれど、タッチしてGoっていうのを息子は楽しみにしているのにね。残念。

〇美味しかったので紹介します🤩